ワイン好きにとって、フランス全土の地図を思い浮かべながら産地でワインを選ぶ時間はワインの醍醐味の一つ。でも、「実は、フランスワインの産地の違いがよくわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。【ふらかつ】は今日、そのような方たちに向けて産地ごとの特徴や魅力を “旅するように” お届けします。味の話はちょっと横に置いておきますね。
産地ごとの特徴を知る
フランスには12もの主要ワイン産地があり、それぞれが異なる歴史と文化、そして風土を背景にしています。湿度、温度、土壌や日照時間など、ワインの生産地として最高の環境にあるフランスは、北から南までの各地方で気候や風土に適したぶどう品種やワイン製法を生み出してきました。その結果が今日のフランスワインの多様性です。一口にフランスワインと言っても、産地によって格付けもルールも異なり、違った個性を持っているのです。
それでは、【ふらかつ】から主なワイン産地を大きく3つに分けて解説しましょう。
3大銘醸地(ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュ地方)
ボルドーワインはワインの女王、ブルゴーニュワインはワインの王、と呼ばれています。
≪ ボルドー地方 ≫
生産量の約85%を赤ワインが占め、「カベルネ・ソーヴィニヨン」や「メルロ」を主体に複数のぶどう品種をブレンド(※醸造学では “アッサンブラージュ” と言います)する製法が主流です。
≪ ブルゴーニュ地方 ≫
ボルドー地方に対して、単一品種のぶどうで製造する文化が強く根付いています。赤ワインには「ピノ・ノワール」「ガメ」、白ワインには「シャルドネ」「アリゴテ」を使用します。
≪ シャンパーニュ地方 ≫
この地方で造られる高品質なスパークリングワインがあの「シャンパン」です。他の地方で生産されたものはこの名前を冠することができません。使用して良いぶどう品種は、「シャルドネ」「ピノ・ノワール」「ムニエ」の3つです。
コスパの高い3地方(ローヌ、ロワール、アルザス)
フランスワインとして比較的リーズナブルなこの3つの地方を知ると、ワイン選びがもっと楽しくなる。【ふらかつ】はそう思っています。
≪ ローヌ地方 ≫
北部では「シラー」で赤ワイン、「ヴィオニエ」「マルサンヌ」「ルーサンヌ」で白ワイン、南部では、「グルナッシュ」「サンソー」などをブレンドして赤ワインを製造しています。この地を代表するシャトーヌフ・デュ・パプは、13品種ものぶどうを使います。
≪ ロワール地方 ≫
ロワール川周辺にワインに適した土壌が様々あり、白赤ともに多様なワインが造られています。中でも、サンセールという白ワインが有名です。赤ワインは、「カベルネ・フラン」「カベルネ・ソーヴィニヨン」「グロロ」「ガメ」「ピノノワール」、白ワインは、「ミュスカデ」「ソーヴィニヨン・ブラン」「シュナン・ブラン」が主な栽培品種です。
≪ アルザス地方 ≫
ワインのラベルに使われているぶどう品種が記載されるという特殊な産地です。生産量の90%以上を白ワインが占め、甘口から辛口まで造られています。主な品種は、「リースリング」「ミュスカ」「ピノ・グリ」「ゲヴュルツトラミネール」です。この他にも「シルヴァネール」やスパークリングワインの原料となる「ピノ・ブラン」などが使用されています。
その他の地方
ラングドック・ルーション、シュッド・ウェスト、プロヴァンス、ジュラ、サヴォワ、コルシカ島でもそれぞれ個性豊かなワインが造られています。日本ではあまり広く知られていないからこそ、ワイン愛好家なら一度は探求してみる価値がありますよ!因みに、ジュラには自然派の偉大な生産者がいらっしゃいます。
いかがでしたか?産地でワインを選べるようになるには、ぶどう品種の特徴を知るのが第一歩です。各地方で育まれたぶどうの特徴を理解することで、初めてのワインでも味わいが予測できることに繋がり、自分好みのワインが探しやすくなります。ワインは農産物なのです。ぶどうがワインの味わいを決めているんです。
次回のワイン選びでは
そして、ぶどう品種の特徴を知ったら、価格やラベルの見た目の他に、産地でもワインを選んでみてください。ワイン選びの楽しみがぐっと広がり、あなたのワインライフがより豊かになることを【ふらかつ】がお約束します!


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