「自分で手を入れた家」は愛おしい 【ふらかつ】

名古屋モザイク コラベル キッチン タイル セルフリノベーション 【ふらかつ】 キッチン・ダイニング

約10年前、【ふらかつ】は外装と構造部分を残し、家の内装を丸ごとリノベーションしました。間取りも、壁を壊して子供部屋だった3室を繋げて大々的に変えました。

何でも自分でやってみたい私はここぞとばかりに、下地までを職人さんにお願いし、その上に自分でタイルを貼ったり、漆喰、珪藻土やペンキを塗ったりする「セルフリノベーション」にチャレンジしました。

何を「美しい」と思うか

このキッチンの壁のタイルも、そのひとつ。【ふらかつ】と当時7歳だった子供が自分たちで貼りました。

私は小さい頃からインテリア、特に家具や照明、建築材料への興味が強く、本の中で「うわあ、このタイルはおしゃれだな。」「へえ、こんな形のタイルがあるんだ。素敵♡」と思うものに度々出会っていました。
その度に「やっぱりね。」という感じ。デザインは違えど、いつも同じタイルメーカーのものだったんです。

(実は、約30年前、自然派ワインの世界に入り口にいたときも、まったく同じような感覚がありました。「自分のもの選びの軸」とピッタリ重なるセレクションをしている日本人バイヤーさんが一人いらっしゃったんです。ワイン留学中、自然派の生産者に会いにフランス各地を巡ったのですが、行く先々で「日本への輸出は誰と取引してますか?」と尋ねると、いつも決まってその方のお名前が返ってきました。帰国後は、その方に猛アタックして、一度は断られ、後に正社員として雇ってもらうことができました。話が脱線したのでもとに戻します…)

自分の家のタイルを自分で選び、自分で貼る

【ふらかつ】にもついにその日が来ました!

何年も気になっていたタイルメーカーのショールームに足を運び、1階と2階のキッチンのイメージに合うタイルを自分で選びました。
プラスチックのような素材感が苦手な私は、どうしても樹脂化粧板のキッチンパネルにはしたくなかった・・・

目星を付けてから行って、実際にこの目で見て、この手で触れて、「これだ!」と思いました。
上品な光沢、高級感、そして清潔感。【ふらかつ】は昔から、タイルやホーローの表面のガラス質の艶が好きなんですよね。

木を見て森を見ず

ただ、今思えば、その時の私には空間をデザインする鳥瞰力が無かった。

タイルとしては、とても素敵なものを選ぶことができたんです。貼りながら愛でて美しく、貼り終えて眺めても「好き♡」と思えました。

ところが、リノベーション後に日常が戻ってきて、真っ新なキッチンに鍋やフライパン、キッチン雑貨など自分の台所道具が並んだ時、「ただただ、ごちゃごちゃ散らかって見えてしまう!」ことに初めて気づかされたのです。

それもそのはず。すっきりしたショールーム。施工中の何もない我が家のキッチン。それまでは、タイルが映える環境で見ていたのです。

私のキッチンはまさに、柄物同士の洋服を合わせるコーディネートのようでした。野暮ったく見えず、洗練された印象を作るためには、計算や配置の計画が必要。

我が家のリノベーションにおいて、【ふらかつ】にはそれが足りなかった。

そこから、正直、このタイルを選んだことを後悔している時期もありました。
どうして、モノトーンや白いタイルにしなかったのかと。

10年住んで見えてきた、自分だけの生活美学

それでも、価値観の変遷を経て、たくさん試行錯誤を重ね、10年後の今、このタイルに惚れ直しました。何と言っても、親子でタイルを貼ったキッチンであることが、毎日毎日いちいち楽しい。時間を重ねた分の「暮らしの軌跡」や「私たちのオンリーワン」を感じるようになりました。タイル部分以外の壁の珪藻土も自分たちで塗ったのです。それも相まって、タイルだけでなく、このキッチンには私たちの物語が詰まっていて、愛着を感じています。

「フランスの暮らしの美学」の世界観にマッチ

また、【ふらかつ】は2025年、「フランスの自然派ワインと家庭料理を通して、私のキッチンからフランス人の暮らしの美学を広める」というコンセプトを掲げました。

その舞台としてあらためて自分のキッチンを見渡した時、
フランスで買い集めたキッチン用品や調理器具がこのタイルに実にしっくり来たんです。それに気づけたことは本当に良かった。

好みや流行は変わっても、自分が選ぶものには見えない共通点(自分軸)があるのですね。それらが合わないはずがない。この気づきのおかげでますますこの空間が好きになり、起業後は一日の大半をここで過ごしています。途中で飽きたり、心変わりしたり、寄り道をしたりしたけれども、一周回ってもとに戻ったということなのかもしれません。

価値観を暮らしの中で育てていく

このキッチンは、リノベーションが終わってもまだ完成された空間ではありませんでした。竣工を基点にして、住みながら、迷いながら、住み手の中で評価が変わってきたのです。この経験から、人は、自分が関わった家をより大切に思うということを実感しました。

そして、この経験は、持ち家でしか味わえないことかというとそうでもなく、今時ちゃんと探せば、賃貸派でも実現可能らしいのです。

賃貸で「自分の好き」と向き合っておけば、自分の家を建てたり、中古物件をリノベーションしたりする日がいつか来た時、もうなかなか失敗しませんよね。羨ましい限りです。

持ち家でも、賃貸でも、自分の手で自分好みにしていくことで、住まいはただの器ではなくなります。日常に心地よさと幸福感をもたらす、私の暮らしの舞台になる。
【ふらかつ】はそれをしみじみと実感しました。

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ゼロ動線V形アイランド トーヨーキッチン【ふらかつ】

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