11月20日木曜日、ボジョレ・ヌーヴォー2025解禁 【ふらかつ】

ボジョレ・ヌーヴォー2025解禁【ふらかつ】 ワインの豆知識

今さら聞けない、ボジョレ・ヌーヴォーって?解禁って?

 こんにちは、【ふらかつ】です。
11月の第3木曜日――この日は、ワインラヴァーが楽しみにしている「ボジョレ・ヌーヴォー」の解禁日。世界中で一斉に販売されます。日本ではすっかり下火になってしまいましたが、ワインの楽しみ方としては健在です。

ボジョレ・ヌーヴォーとは、訳すと「新しいボジョレ・ワイン」です。フランス・ボジョレ地区でその年の秋に収穫されたブドウを使用して造られた、ボジョレ・ワインのほやほやの「新酒」のことです。

法律上、この新酒を売り出すには解禁を待たなければなりません。それが「ボジョレ・ヌーヴォー解禁」です。でも、なぜこのように解禁日があるのでしょうか?

これは、早出し競争による品質低下を防ぐためです。1960年代、ボジョレ・ヌーヴォーの販売の本格化で早く売りたいという競争が激化し、中にはまだ十分に仕上がっていないワインが出回るようになってしまいました。それに対して、フランス政府はワインの品質を守るため、ボジョレ・ヌーヴォーの「解禁日」を定めました。その後改定を経て、現行の11月の第3木曜日に落ち着きました。今日ボジョレの新酒ワインが安定した品質で世界の市場に届けられているのはこの解禁日があるおかげです。

ヌーヴォーがあるのはボジョレだけではない?

 ここまでで、鋭い皆様はもうお気づきかと思います。フランスでワイン造りが続く限り、各地で毎年ヌーヴォー(新酒)ができるということに。そうなんです。ですから、収穫と醸造の労をねぎらい、土地の恵みに感謝する意味を込めて「新酒」を祝うのはどのワイン産地でも同じです。

その中でボジョレ・ワインだけが11月にヌーヴォー(新酒)として売り出されるのは、他のワインとは異なる位置付けを持っているからです。それは、ボジョレ・ヌーヴォーが9月のぶどう収穫からわずか2か月でもう商品として出荷できる早飲みタイプのワインだということが大きいです。

この特徴は次の2つのことから来ています。

・1つは、「ボジョレ・ワイン」を名乗るのに使う黒ブドウ・ガメ種は、低タンニンで熟成を必要としない

・もう1つは、そのガメ種が “ヌーヴォー特有の” マセラシオン・カルボニック(炭酸ガス浸漬法)を採用して短期間で醸造される

この2つが揃っているから、ボジョレ・ヌーヴォーは11月にもうちゃんとワインとして仕上がって、だから、11月にもう売り出すことを許可されている(それでも11月第3木曜日は待たなければならない)ということです。ちなみに、通常の赤ワインの醸造は、冬の間もまだまだ続きます。

ボジョレ・ヌーヴォーは秋の訪れを告げる存在の1つです。この文化はフランス人にとって、季節のリズムを舌や体で感じ、暮らしの喜びを確認する時間でもあります。そんな現地の人々の暮らしに思いを馳せる――私は、こういうことがワインを飲む醍醐味なんだよなあ…と思いながらいつの間にかどっぷりワインの世界に浸かっていました。

おすすめのボジョレ・ヌーヴォー

 日本でボジョレ・ヌーヴォーといえば、「解禁パーティー」などで騒がれた、バブリーなイメージのワインですね。令和にこの名を聞くと、久しぶりに名前を聞いた、あれからもう何年も買ってないな…と、遠い目になる人が圧倒的に多いことでしょう。ここで、そのような皆様にフランス好きの私からのご提案です。

今年のボジョレ・ヌーヴォーを味わってみませんか?

【ふらかつ】はこの秋、旬のボジョレ・ヌーヴォーを食卓の真ん中に置くことを改めてオススメします。

ワイングラス片手に、キノコの炊き込みご飯や、ビーフシチュー、おでん、お鍋などの和食もいいですね。

先週、10/22の新聞で「ボジョレ・ヌーヴォーを積んだ飛行機が羽田空港に到着した」という記事を目にしたところですが、11/20の販売解禁日まであと3週間。今から予約しておけることをご存知ですか?これだけでもう、何気ない日常が指折り数えて待つワクワク感で満たされます♪

ここで聞こえてきそうなのは「でも、じゃあ何を買えばいいの??」という皆さまの声です。

そんな方々に向けて、【ふらかつ】のおすすめの1本をご紹介させていただきます。

Googleで「シャトー カンボン」と検索してみてください。

例えば、DEAN & DELUCAのオンラインショップで、

Ch.Cambon
ボージョレ・ヌーヴォー 2025
【11月20日(木)以降お届け】

がヒットします。

https://www.deandeluca.co.jp/shop/g/g4560112079081/

また、【ふらかつ】がこの会社に確認したところ、在庫があれば都内の店舗でお引き取りも可能とのことでした。送料を払わずに買いたい場合、一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。

おすすめの理由

 【ふらかつ】がこのボジョレ・ヌーヴォーをおすすめする理由は、次の3つにあります。

① 自然派ワインの先駆者の一人、マルセル・ラピエールの遺志を継ぐファミリーの手で今も変わらぬ品質で造られている。
② 自然派ワインというと買えるお店が限られるが、これはお求めやすい。
③ ボジョレ・ヌーヴォーというワイン自体が、渋みが少なくフルーティで軽いので、ワイン初心者でも、渋い赤ワインが苦手な方でも飲みやすい。

このシャトー・カンボンでは、このボジョレ・ヌーヴォーを「可能な限り人為的介入を抑えて」造っています。まるでブドウそのものを瓶詰めしたような、フレッシュさが特徴のチャーミングなワインです。

ということで、自然派ワインの入門としては入り口にもってこいの初秋におすすめの1本です。

ボジョレ・ヌーヴォーに合わせるチーズ

 ワインとチーズとのマリアージュも楽しみのひとつですね。フランスには、このボジョレ・ヌーヴォーと並び、秋に販売される ” 旬の ” チーズがあります。ジュラ山脈にある「モン・ドール」という山の渓谷一帯で8月〜3月の間に牛乳で作られる、その名も「モン・ドール」です。

流れる身をスプーンですくって、茹でたじゃがいもやパンにのせていただきます。

フランスでは、このモン・ドールとできたての若いボジョレの組み合わせが11月の風物詩となっています。日本のスーパーで見つかることはまずありませんが、チーズ専門店に行けば、輸入された本物のフランス産モン・ドールが一箱6,000〜7,000円前後で売られています。フランスの気分にゆったりと浸かりたい方は、この時期にぜひお試しください。

Et bon appétit !!

最後に

 ボジョレ・ヌーヴォーは単なるお酒ではなく、季節の恵みとフランスの文化を味わう “農産物” と言っても過言ではありません。日本のご自宅にいながらでも、このワインが1本あるだけでフランスの秋の味覚を存分に楽しむことができます。

2025年はぜひ、好きなボジョレ・ヌーヴォーを囲んで友人や家族と乾杯してください。

湯気の立つ食卓の真ん中に瑞々しいワイン、あと笑顔や会話がそろえば、「生きる喜び」を実感できるひとときになるはずです。

以上、【ふらかつ】からのご提案でした。

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