インダストリアル・エクステリア ～門柱編～＊～ガレージ編～ をご紹介してきましたが、
今回は玄関前ガーデニング・コンテナアレンジ編です。
玄関周りを雰囲気や日照条件に合った植物で彩ってエクステリア空間の仕上げをします。
テーマであるインダストリアル エクステリアとはアイアン×木、配管など工業的な要素を
イメージしたデザインのことで人気があります。
そんな雰囲気に合うようなコンテナアレンジをご紹介します。
植物の選定
インダストリアルなフロントガーデンにするために、どんな植物を選ぶのがよいのか？
無骨で男前なイメージのガーデンなので、多肉植物やサボテンなどの乾燥を好む植物で
統一したドライガーデンにするとマッチするのでは？……と思います。
オススメはなんといっても「アガベ」です。
見栄えのするサイズのアガベが玄関前のベスポジに１鉢あるだけでかなりのインパクトになります。
アガベのフォルムはとても目を引くので、
寄せ植えではなく１株のみでコンテナに植えて配置した方がBestだと思います。
アガベ・コレクション
チタノタ ‘ブラック・アンド・ブルー
淡く青みがかった灰色の葉と黒の鋸歯（きょし／葉の周りにある切れ込み）の対比が魅力的。
株の直径は30～50cm。シックな色味もあってトップクラスの人気種。
笹の雪
まるで笹に積もった雪を連想させる美しいロゼット（バラの花のように、葉が放射状に広がっている状態）を形成します。
株の直径は30～50cm。英国王室ビクトリア女王の名を与えられた名誉あるアガベで「世界で最も美しい植物」との呼び声もあります。
ブルー・グロー
緑色の長細い剣葉と赤みを帯びたエッジが美しいアガベ。アテナータとオカヒーの交配種で、株の直径は30～60cm。
アガベは大きく育てて植栽するととてもインパクトがあります。
多肉植物だけでも200種類を超える品種があると言われていますが、
アガベ以外にもインダストリアルなかっこいいコンテナガーデンに合うものがあるのでご紹介します。
ユーフォルビア
ユーフォルビア・トリカデニア
根が肥大する塊根植物（コーデックス）は、主にマダガスカルや北米・南米・アフリカなどに生息します。ユーフォルビア・トリカデニアは最大で15～20cmくらいになります。
ユーフォルビア・ホリダ
人気の高いユーフォルビアの代表種で、南アフリカの東ケープ州の乾燥地帯に自生しています。背が高くならず小型で丸く留まるタイプ、大きなトゲの強刺タイプなど、個性豊かです
カランコエ/アエオニウム
カランコエ ‘テディ・ベア
カランコエ属としては一般的な月兎耳のアメリカで作出された変異個体です。従来の「月兎耳」より葉が幅広く、ずんぐりむっくりした姿が特徴です。全体に茶色がかり、さらに葉先がこげ茶色で、全体的に絶妙な長さの白い毛に覆われてふかふかしている姿が、クマの耳に似ています。
黒法師
奇妙な姿形が面白い多肉植物の中でも、最も神秘的な黒い葉をもつ黒法師。アフリカの北に分布するカナリア諸島原産のアエオニウムと呼ばれる冬生育型多肉植物の仲間です。高さは50〜100cmほどまで成長します。
アクセントにカラーリーフを入れると表情のあるガーデンになります。
ドライガーデンにオススメしたいのはオージープランツです。
なじみのある植物では「ユーカリ」や「オリーブ」などがそれにあたります。
他にも葉っぱに特徴がある個性的な植物が多くあります。
シンボルツリーや、いろいろなリーフを組み合わせて寄せ植えに
してみてもいい感じに仕上がると思います。
オージープランツ
コルジリネ・オーストラリス
原産地をニュージーランドとするコルジリネ・オーストラリスは、乾燥している土地や水はけの良い岩場などに分布しています。近年人気の高い、ドライガーデンスタイルにもぴったりです。
ドドナエア
オーストラリアが原産で常緑低木です。冬には美しい赤胴色に紅葉します。背丈1.2~2Mほど。
リューカデンドロン・レッドデビル
南アフリカ原産の半耐寒性常緑樹です。花は目立たちませんが、すぐ下の苞が赤や黄色に色づきますので、こちらが鑑賞の対象になります。耐寒性は強いとは言えませんが、関東以西の温暖地では庭植えも可能です。
オージープランツと相性の良い植物
シンボルツリーのコンテナに一緒に植えこむと感じのいい植物、
グランドカバーに適している植物などをご紹介します。
カレックス・コマンズブロンズ
約2000種もある大きな属で、日本を含め、全世界に広く分布します。カヤツリグサ科カレックス属の宿根草です。耐寒性、耐暑性ともに強く、日なたでも日陰でもよく育ちます。背丈30cmほど。
フェスツカ・グラウカ
イネ科の耐寒性宿根草です。青灰色がかる緑色の細い葉が美しく、草姿は丸く形よくまとまります。常緑性で、花壇に植えるとほかの花とよくつりあいます。乾燥に強いので、ロックガーデンや花壇の縁取り、鉢植えや石組みの間の植え込みにも適しています。
ローズマリー：這性(ほふく性）
地中海沿岸地方が原産の常緑低木です。木立・ほふく性・半ほふく性の３タイプありますが、ほふく性の枝は直立せず横に広がるのでグランドカバーとして人気です。
セダム・ドラゴンズブラッド
ヨーロッパが原産地で多肉植物のセダム属です。秋になると赤く紅葉し、横に伸びていくのでグランドカバーに適しています。
セダム・ヒスパニクム
多肉植物のセダム属です。横に伸びていくのでグランドカバーに適しています。
インダストリアル・ガーデンに合うコンテナ
インダストリアルな雰囲気に合うドライガーデンに適した植物をご紹介してきましたが、
これらを植えるコンテナにもこだわるとイメージにマッチした
コンテナ・ガーデンに仕上がると思うので、いくつかご紹介します。
昔に比べ、今は植物を植えるコンテナは素材、カラーなど多種多様でデザイン性にも
優れているものがたくさんあります。
ここにこだわって、少し💰をかけると仕上がりがグ～ンと１ランクUP✨✨しちゃうので、
またコンテナにスポットをあてた”コンテナ特集”をしようと思います♥
インダストリアル風に仕上げるコンテナ
写真のようなインダストリアル風の玄関前などに配置するコンテナって
どんなものをチョイスするのがいいのでしょうか？
まず、カラーですが、全体のイメージに合わせたカラーにした方が
色浮きしなくてなじむと思います。
ポップなカラーや、奇抜なカラーのコンテナは全体の雰囲気になじまないので、
コンテナだけが浮いてしまいがちです💦
オススメはアースカラーのグレー ～ ブラックの間でトーンUPしたり、
トーンDOWNさせたりして少し立体感をもたせた組み合わせです。
インダストリアルではアイアンや木の素材も使われるので、木と同色のブラウンも相性がいいです。
モスポット
モスポットは鉢にモス（コケ）が付着させてあります。
水やりをしていると段々グリーンになってきて、風合いが出てきます。
まるで長年使い込み、古びたような味わいのあるクラフトポット。
通気性がとてもいいので乾燥を好む植物との相性がいいです。
とくにモスポットとの相性バツグンな子は、やはり多肉植物です！
ファイバー製コンテナ
樹脂とガラス繊維を混ぜたファイバー製のコンテナはとても軽くて丈夫です。
無機質なグレーカラーは植物を引き立て、かっこよく仕上がります。
横幅のあるものや、高さがあるものなど、
いろいろな形状があるので組み合わせて高低差をつけると立体感がでます。
寄せ植えにしたり、垂れ下がる植物を合わせたりするとコンテナの形状を活かせます。
ブラウングレーのテラコッタ
一般的なテラコッタよりも濃い土色がシックで大人色のコンテナ。
シックで美しいチョコレート色は、土と鉱物をブレンドした陶土から開発されました。
濃淡がありナチュラルなテラコッタの質感は重厚で洗練された印象を受けます。
シンボルツリーなどを植えてアクセントの１鉢にしても目を引いていいかもしれません。
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「ガビオン」というポットごと植物を入れ、
回りを自然石で覆うプランツボックスをご存じでしょうか？
オシャレなカフェや雑貨屋さんなどで見ることもある今Hotなガーデンアイテムです。
敷き詰める石もチャート石、フェザーロック、クールストーンなどいろいろな種類があります。
入れる石によって雰囲気が変わるのが、ガビオンの魅力でありおもしろさです。
植物を植える以外にもオシャレな門柱として使ったりと、
ドライガーデンにピッタリなアイテムなので要チェックです！
📷 vidaXL
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