こんにちは
今回は前回に続き短下肢装具の紹介です
2足目の短下肢装具は 室内履き用です
以前のブログで紹介していた短下肢装具の用途としては、主に通学用、立位訓練が目的でした
補正力も強くて重さもあり、しっかとした作りのものです
ですので、緊張が強く入り、足が突っ張った時の反発で当たった部分が赤くなってしまうのが、
いつも悩みの種でした
写真の通り強い外反のため、足を良い位置へ補修すると骨の出っ張ったところが当たってしまうのです
これに関しては、幼い頃からお世話になっている義肢装具士さん達が何度も手直しをしてくださってい
て、痛みや赤みがえないように仕上げてくれます
大変ありがたいです。痛いと装具が嫌いになってしまいますよね
高等部へと年齢が上がる頃には、緊張や変形が強くなり、どうしても長い時間履いているのが少し
大変かも、となってしまいました。
だけど装具なしでは足首が硬くなってしまうし…
そんな理由から2足目の短下肢装具の作製に至りました
この室内用の装具は、軽くて補正力はそこまで強くはありませが、なるべく足を良い位置にしておくこ
とを、無理なく過ごすことができます
主にデイサービスや通院、日中リラックスして過ごす場で使っています
作製をするためには役所への申請が必要ですが、ここで1つ問題が出てきてしまいました
補装具を2つ作製するということは、役所的には例外に当たるわけなのです
暮らしている地域によっては、1つの装具も作製を認めてもらえない事もあると聞きます
息子を育てて16年、度々こうした役所にとって例外といった問題で窓口の職員さんに訴えてきました
必要な物を必要だと申請しているだけなのですが・・・
このブログの中で紹介した立位台を作製するときは、区役所のかた数名で息子の通う療育センターまで
リハビリの様子を見学しに来ていました
理学療法士の先生と息子の様子などをみて、申請することができた経緯があります
上にも書きましたが、立位台も地域によっては作製がなかなかできない物の一つです
そんなこんな区役所の方とのやりとりを何度か繰り返し、手帳にて2足目の短下肢装具作製を認めても
らう事ができました!よかった~
短下肢装具とは
麻痺した足に体重がかかる負担を軽くすることや、つま先が変形する尖足、関節が固くなって伸縮がで
きなくなる拘縮などの予防です
・関節の柔軟性低下や変形の予防
・運動機能改善 (立つ、歩く時の姿勢が安定)
・主にひざから下の関節を補助
子供の福祉用具の展示会が年に一回あるので、気になるものがあれば実際に手に取って見てみるのもおすすめします