「ブラッシュアップライフ」はバカリズム脚本がおもしろい

テレビ
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どうも、テレビ大好き「まいてれ」管理人のtamaです。

今回はドラマ「ブラッシュアップライフ」について語ります。

兼ねてから「もう一度人生やり直せたらなあ」と思っていました。

それが好きな芸人さんであるバカリズムさんの脚本でドラマとして実現したということで、私の中では今期最注目のドラマです。

いきなり主人公が死ぬ

第一話でいきなり主人公が人生を終えるという衝撃的な始まり方。

正確には人生最後の日のプロローグ的な話がありますが、あっけなく死んでしまうのです。

安藤サクラさん演じる近藤麻美さん(33歳)は死後の世界への受付で「33年間お疲れ様でした。来世への扉はあちらです。」と言われます。

来世は何かを尋ねたところ、グアテマラ南東部のオオアリクイだと告げられます。

オオアリクイ

来世、人間となれないのは生前の「徳」が不足しているからだそう。

「徳」ってなに?と主人公および全視聴者が思ったのではないでしょうか。

今回それが具体的にどのようなことなのかはわかりませんでしたが、後々わかっていくのでしょう。

受付係によれば、もう一つの選択肢として「現世をやり直す」こともできると言われ、迷わずそちらを選びます。今度は「徳」をたくさん積むために。

何気ない会話のリアルさ

バカリズム脚本のおもしろさとして、日常会話のリアルさとそこに潜む笑いがあると思います。

また、口にはしないけど日々感じていることを心の声にしているため、「そうそう」と共感できることもあります。

この作品も例外ではなく、そんなシーンがいっぱい出てきます。

今回のエンディングテーマは「ポケベルが鳴らなくて」でしたが、次回以降もその回のエピソードをもとに流れる曲が決まるようです。

職場での会話

近藤麻美さんは、市役所の保健年金課の職員です。

同僚たちとの会話の中で「市役所の職員はサービス業ではないから来庁者への最初の言葉に困る」という話題が出ます。

「いらっしゃいませ」はおかしいし、送り出すときに「ありがとうございました」もなんか違います。

幼稚園みたいに「おはようございます」「いってらっしゃい」も違う・・・結論が出ないまま時間が過ぎていくといった具合。

考えてみれば、市役所に行って番号を呼ばれた時にあいさつ的なものをかけられた記憶がありません。

友人たちとの会話

友人2人と夕食に行った際に、誕生日を迎えた友人にプレゼントを渡すのですが、友達が店員さんをチラ見。

どうも何かサプライズがあるのではと期待しているようなのです。

2人は誕生日を迎える友人がサプライズを苦手としていると思っていたため、当然サプライズはなく気まずい空気が流れます。

その友人が自ら「サプライズ苦手」を公言していたらしいので、勝手と言えば勝手ですが、こういった描写もリアリティがあっておもしろいです。

その後のカラオケでは、偶然にも昔の友人が店員として働いていてポテトのサービスを受けることに。

でも、夕食直後の3人のお腹に入る余地はありません。

とはいえ、サービスしてもらったので残して帰るのも申し訳ない・・・

愚痴ではないものの「これ絶対言っちゃダメだけど」的な小さな毒入り会話が始まります。

やがてそこから昔話に発展し、各々が知っている情報を交換しアップデートされていくわけです。

tama
tama

これってあるあるよね

この後、友達と別れた麻美さんは呆気なく死を迎えます。

1週目の記憶と知識を武器に2週目スタート!

33年間の人生を終えた麻美さん、生まれるところから最スタートを切ります。

これまでの転生作品と大きく違うのは、彼女の33年間の記憶を持ったままリスタートするということ。体は赤ちゃんでも心は33歳の大人の女性です。

当然、「寝てばっかりでつまらない」とか「やっと米が食べられた」という心の声が溢れます。

そんなわけで1週目の人生では気づかなかったことに色々気づき、せっせと「徳」を積んでいきます。

思い通りに動かない体を駆使して・・・

大人だけど子供ということでセリフは子供の会話ですが心は大人、子役の子の演技がリアルさが出ていておもしろいです。

届かない公衆電話、お金を持っていないことに気づいた時の「あっちゃー」な表情がかわいかったです。

前半の最後の1日が伏線?

前半である人生最期の日の会話の節々に、後半で2週目を生きる時に役立つ情報が詰まっていて、ことあるごとに思い出します。それが手助けとなっていくのでした。

公衆電話の場所やポケベルの使い方、お父さんのヘソクリなどなど、「それ前半で言ってたやつ」というネタが続々出てきて早くも伏線回収です。

脚本はバカリズム

バカリズムさんの作品といえば、銀行で働くOLの日常会話を元にした「架空OL日記」や数時間だけタイムリープできる「素敵な選TAXI」、水野美紀さんがカフェラテを何度もぶっかけられた「黒い十人の女」など、楽しい作品ばかりです。

単発で放送された有名女優たちが人生の分岐点で違う選択をしていたら・・・という架空の人生を描いた「かもしれない女優たち」も好きでした。

tama
tama

「架空OL日記」では向田邦子賞を受賞してビックリ!

映画でもOLたちの争いをコミカルに描いた「地獄の花園」は真面目に働きながらも権力争いする姿がおかしかったです。

いつかNHKの朝ドラを手がける日が来るのではないかと密かに楽しみにしています。

人生をやり直せたら・・・

冒頭で私ももう一度0から人生をやり直せたらと考えることがよくあると言いました。

来世があるとしても私の場合、「徳」なんて全然なくてミミズやゴキブリにしか生まれ変われないでしょう。もしセミだったら一週間しか生きられません。

主人公のように現世をやり直せるなら、ぜひやり直したいと思います。

別の選択をしていたらと思う局面がいくつもありますし、やり直すことで見えてくることも必ずあるでしょう。

ま、でも死んだら人生終わるので、今世を精一杯生きるだけですね。

もしかしたら2周目の人が?

今日すれ違った人、今までに出会ってきた人、友人知人などの中でもしかしたら2周目の人生を送っている人がいるのでは?と考えてしまいます。

前回の記憶を持ったままやり直している人がいたとしたら・・・殺人を犯した人がリスタートした人生で罪を犯さなかったら平和になる?

そもそも殺人を犯した人が人生をやり直せるのかも疑問ですが。なぜなら「徳」が不足しているはずだから。

このドラマを見ているとそんな妄想に走ってしまうのです。

今後の展開に期待!

話は戻って、2週目の人生に入った近藤麻美さん、第2話以降もこれまでの人生をなぞりながら修正すべきところは修正し、「徳」を積んでいくのでしょう。

今後は登場する俳優陣も豪華な顔ぶれが待っているようです。

2度目の人生をスタートさせた麻美さん、どのようにブラッシュアップさせていくのでしょうか。

公式サイトでは、1周目と2周目を比較しているのでこちらもチェック!

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