アフリカの布、カンガ。

手芸

カンガって何?

日本語ボランティア仲間の方から、カンガのはぎれをいただきました。
カンガって何?
アフリカの風呂敷…って考えたらいいのかしら。
カンガは主に東アフリカで使われている布です。
サイズは110センチ×150センチ。東アフリカの人たちはこれを色々な巻き方で体にまとって洋服として使用したり、ショールのように使ったり、多用途に用いているよう。
カンガの柄は大体がカラフルで、色々な意匠が印刷されていますが、その中にはメッセージ性の強い言葉や、格言、ことわざなどが印刷されることも多く「喋る布」とも呼ばれているそうです。
いただいたあと、ネットや図書館でカンガについて少し調べてみました。すると。。。。

一時期、カンガは日本で生産されてた~~!

はい、この見出しの通り、なんとカンガは一時期日本で一番多く生産されていたことがあるという驚きの事実が判明。1950年代~1960年代まで、アフリカに輸入されていたカンガの中で、一番多かったのは日本で作られたカンガだったそう。意外と身近なところで生産されていた布なんですね!そのほとんどは、京都の染め物工場で作られていたとのこと。京都が拠点と言うと…戦後の混乱期、着物が売れない時に、戦後復興の一翼を担っていたのかもしれない…なんて想像してしまいました。1970年以降は、ほかの産業と同様、カンガの生産拠点は中国へ移っていきました。

カンガで何作る?

この、カンガの小さなはぎれ、どれも10センチ四方もあるかないかのはぎれさんたちです。
今までUVレジン手芸はあまりやったことがなかったのですが、小さなはぎれを活かすには?と色々考え…UVレジンが手軽だし、柄も活きるかもしれない…と思い、二つほど作ってみました。
くちばしクリップと、ペンダントトップです。くちばしクリップのほうは…何だかいまひとつな出来上がりでした~(@_@。布だけではなく、ラインストーンや何かほかの物と組み合わせたほうがいいかもしれませんね。ペンダントトップはまあまあかな?


それから、カンガの細長いはぎれもあったので、毛糸のポンポンを作るのと同じ要領で、ポンポンにしてみました。くちばしクリップと同じ金具を使って作っています。

ポンポンつけてみた。

ポンポンを髪につけてみた画像がこちらです。可愛い~。小さな女の子は何を着ても、何をつけても似合いますね(*’ω’*)

日本語教室講師Kさんの、幼稚園のお嬢さん(写真の女の子)です。

お披露目しようと持っていったところ、お気に召したようだったのでそのままさしあげました。

アフリカならではの鮮やか・カラフルな布、カンガ。落ち着いた色合いのものもありますが、殆どはこちらのような感じで色鮮やかな物が多いようです。日本にも色々な織物・染め物がありますが、世界には本当にたくさんの種類の布があるんだなあ…
人の営みの数だけ、文化の数だけ、布の種類もある、と改めて思いました。

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