突然ですが、この📷のものは何かわかりますか?
里芋に似ていますが、里芋の一種の「唐芋」を特殊栽培した根菜の「海老芋」です。
反り返った独特の形や、茶色の縞模様がエビに似ていることから
「海老芋」と呼ばれるようになったと言われているようです。
今回はこの海老芋についてご紹介したいと思います。
海老芋を使ったレシピもご紹介します。
ちなみに我が家では旬の季節にはいろいろな料理に海老芋を入れますが、
お正月に食べる「お雑煮」これに入れちゃいます!
海老芋ならではのクリーミーでとろける食感がとってもあいますよ~❤❤❤
海老芋ってどんなお芋なの?
海老芋は株の中心に大きな「親芋」があり、親芋の周りに「子芋」ができ、
その子芋からさらに「孫芋」ができていきます。
親、子、孫と増え続けていくので子孫繁栄の象徴とされて、縁起のいい食材として
正月料理や多くの慶事に用いられる食材です。
味は…肉質はきめ細かくて、とろけるような食感で煮崩れしにくいのが特徴です。
おでんや煮物、細工料理に向いているため、京料理の食材として好まれています。
海老芋の旬は11月~1月です。
栽培方法が少し特殊なことから生産量が極めて少なく、
希少な食材として高値で取引されています。
海老芋ってなんで高級食材なの?
海老芋の希少性は独特の栽培方法にあるようです。
親芋、子芋、孫芋の中で最も価値が高いのは子芋です。
この子芋を肥大させて、海老芋らしく湾曲させるためにかなりの労力を必要とし、
これが価値を高めているということです。
こういった作業は主に6~8月の炎天下の中、1株1株手作業で丁寧に行う必要があります。
この作業の出来によって海老芋の価値が決まってしまうため、手を抜くことができないのです。
海老芋栽培が他地域に普及しない理由の1つとして、機械化できない作業が多いという
こともあるようです。
生産者が1人で作業できる面積に限りがあり、体への負担も大きいことから、
年々生産者が減少していることもあって、希少価値の高い作物になっているようです。
磐田が海老芋の一大産地になるまで
海老芋のはじまりは、江戸時代中期の1770年代に青蓮院宮(しょうれんいんのみや)が
長崎から持ち帰った芋を京都市祇園の「平野やいもぼう」の祖先に栽培を託し、
丁寧に育てているうちに皮に大きなエビのような形をした芋が採れるようになったことが
海老芋のはじまりだと言われています。
その後、京野菜の1つとされる海老芋が磐田に来たのは1927年ごろだと言われています。
天竜川流域の肥沃で水はけのいい土壌が海老芋の栽培に適していたこともあって、
急速に普及しました。
現在の磐田市は海老芋の一大産地となって定着し、全国シェアの多くを磐田産が占めています。
磐田市が海老芋生産量は日本一ですが、料亭やおせちの高級食材として
約9割が東京や大阪などの大都市圏へ出荷されていきます。
多くが県外で消費されるため、残念ながら県内のどこのスーパーでも見かける
馴染みのある食材というわけではありません。
9割は県外へ出荷されていきますが、あとは主に市内の「JAファーマーズマーケット」
「とよおか採れたて元気むら」などで購入することができます。
「とよおか採れたて元気むら」で販売している海老芋は「さとふる」の返礼品
にもなっています。
おすすめ海老芋料理Best3
👑1. 海老芋の揚げ煮
【海老芋の揚げ煮】
やっぱりこれが不動の1位、間違いなしです!
日テレ「青空レストラン」で地元農家さんが
紹介したレシピです。
👑2.海老芋のコロッケ
【海老芋のコロッケ】
クリーミーな海老芋の食感ならではの一品。
1度食べたらやみつきになります。
👑3.海老芋の豚汁
【海老芋の豚汁】
やはり、これはテッパンですね。
里芋はおなじみかもしれませんが、
きめ細かい海老芋のクリーミーさが
味噌とマッチして間違いなしのおいしさです。
まとめ
今回は磐田の特産「海老芋」をご紹介しました。
こんなにおいしい海老芋をまだ食べたことがない方は人生損してます…(言いすぎ😅)
大都市圏の市場へ出荷されていくと高級食材になってしまうので、
ぜひ、静岡に来た際には食べてみることをおすすめします!
磐田にある「和食処つるたけ」では、海老芋のシーズン中は
「海老芋づくしコース」が味わえますよ!(^^)!
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