台風15号によって雨が9月23日から降り続き、
1時間に100mmを超える猛烈な雨が降った静岡県。
被害は広範囲に出ていて未だに土砂崩れで通行止めの道路や、
床下、床上浸水の被害にあって片付けに追われる日々を送っている家も多いようです。
近年では夏場の集中豪雨や台風などによる水害が増えていると言われています。
もはやどこに住んでいても水害への対策は考えておかなければならない時代に
なってきているのかもしれませんね。
これからは「水害に強い家」という観点からも検討し、
家を建てなくてはいけなくなるのかもしれません。
「床上浸水を防ぐ」というポイントに絞って考えてみる
上図は国土交通省が紹介している「浸水の予防・人命を守る家づくり」
に掲載されているものですが、
家づくりの際に上図の様な構造を採用すれば
災害時の被害軽減が可能になると説明されています。
この中で、家の基礎を高くする ”高床” というものがあります。
これは通常よりも家の床面を高くする手法ですが、
この高床構造に似たもので「ピロティ構造」というものがあります。
これは都市部の狭い土地に家を建てる際などに採用されることが増えています。
この構造は、1階部分に居室を作らず、
1階はガレージで2階以上を居室スペースとして利用するという構造になっています。
居住スペースが浸水するリスクがほぼなくなるので、
水害対策としては非常に有効な手段となるらしいです。
完全に1階部分は柱だけという構造でなくても、
ダイニングやリビング、寝室などの居室スペースを
2階以上に設ければ最小限の被害で済むかもしれません。
これから家を建てる際には、
水害対策ということも考えた間取りを
検討してみることが必要かもしれませんね。
風水害に強い家づくりなど、「たてコデ」は不安を一緒に解決しながら
家づくりのお手伝いをします。なんでもご相談ください。
止水機能があるガレージで愛車を守る
急な浸水被害に対しても、シャッターを閉めるだけで
水位400㎜までの浸水を抑制することが可能です。
ゲリラ豪雨など昨今は異常気象が多発しているので、
止水使用のガレージで対策してみるのもいいかもしれません。
ヨドガレージ『ラヴィージュ』止水使用
水害対策に有効なアイテム
エアコンの室外機は下や真横が水没すると壊れます。
対策の方法は
「ブロックなどで一時的に高くする」
「防水シートで包んで防水テープで密封する」
「土嚢で室外機を包んでおく」などがあります。
[くればぁ] 防水シート 白 防水生地 浸水対策 140cm×1m Amazon \5,060
浸水対策のために作られた水圧に強い防水シート。
普段はコンパクトに収納でき、使用後は水で汚れを落として天日干しすれば繰り返し使用可能。
耐久年数:5年
[グローバルアーク] ウォータープロテクトテープ(WPT)
幅15cm 長さ10m Amazon ¥2,640
「住宅の浸水対策」に特化した防水テープ。
「補修用の防水テープ」は他にもありますが、
これは唯一「浸水対策の防水テープ」として売られている商品なので、
室外機の浸水対策としてだけではなく、建物の浸水対策として使えるので
準備しておくといいかもしれません。
[平城商事] イージーダム 袋型水のう 浸水対策 高20 長180 幅25cm Amazon¥5,940
ガレージの浸水対策にも使える大型水のう
サイズが7種類あり、最小サイズなら水道水を使って2〜3分で満タンにできます。
雨が降り出す前にやっておきたい水害を防ぐためのポイント!
「雨水ますの点検と掃除」
ゴミなどで雨水ますが塞がれると、
自宅の敷地や近くの道路が冠水する可能性が高くなるそうです。
雨水ますの蓋を開けて落ち葉やゴミなどを撤去し、排水路を確保します。
1つの雨水ますが詰まっただけで敷地全体が冠水してしまうこともあるようなので、
チェックしておきたいPOINTです。
まとめ
今回は水害から大事な家や愛車を守る方法ということでご紹介しました。
POINT
・居住空間は上階にする間取りにして水害対策をする
・止水機能のあるガレージで愛車を守る
・いざという時に役立つ水害対策グッズを準備しておく
・排水溝や雨水ますの掃除をしておく
毎年どこかで水害の被害をニュースで見るようになってしまいました。
まさか自分の地域は……。
なんて考えていると大変なことになるかもしれません。
できる対策は平時のうちに!が大切かもしれませんね。
台風15号の集中豪雨で静岡県は広域に被害があり、未だ被災した方たちの復旧作業は続いています。
ぜひ、関心を持っていただけるとありがたいです。