「6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱〜」は泣き笑い心温まるファンタジー

テレビ
画像出典:Tver
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どうも、テレビ大好き「まいてれ」管理人tamaです。

今回はテレビ朝日で放送中の「6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱〜」について語ります。

泣けて笑えて心温まるファンタジー会話劇です。

ちなみに6秒間とはひとつの花火を打ち上げてから消えるまでの時間。

花火師の親子に突然・・・

舞台は花火をつくり打ち上げることを家業とする望月煙火店。父の航と息子の星太郎の2人で営んでいます。

コロナ禍により花火の注文が激減したことを受け、航が「あなただけのオリジナル花火」の打ち上げを考案、チラシを配布します。しかし息子の星太郎は大反対します。

そんな矢先、航が突然他界。悲しみと後悔に暮れる星太郎の前に幽霊となった航が現れます。「え、どうして・・・」と戸惑う星太郎。

すると程なくしてオリジナル花火のチラシを持った女性、水森ひかりが現れたため、しぶしぶ花火をつくります。ひかりはそのまま望月煙火店で住み込みで働くことに。


公式サイトより

親子の会話劇がおもしろい!

このドラマ、ほとんどが舞台の花火店と花火の製作場所で展開されます。それゆえ、ドラマというより舞台を見ている感覚に近い感じがします。

花火師親子を演じる二人は橋爪功さんと高橋一生さん。相思相愛で実現したキャスティングだそうです。

この二人で交わす会話のやりとりが実におもしろいのです。

ひねくれ者の星太郎とのんきな印象を受ける航はことあるごとに口論になりますが、この会話劇が実に楽しい!

幽霊であることをいいことに自由気ままに振る舞う航は、星太郎をからかい、同居をはじめたひかりにもちょっかいを出そうとします。

実際にはひかりに航の姿は見えないのですが。

慌てて止めようとする星太郎とそれをおもしろがる航が対照的でクスッと笑えます。

加えて「コスプレ?」と思わせるような航の格好も楽しませてくれます。


公式サイトより

もうひとつの主役は花火

「誰かのための花火」をつくり打ち上げる星太郎とひかり。

それぞれに込められた想いは違うものの、花火はどれも綺麗に夜空を彩ります。

たった6秒のために花火のもとになる”星”と言われる火薬をつくり、詰め込むまでに途方もない時間を要することも描かれました。

こういった苦労があってこそ、花火が美しく開き、人の心を掴むのでしょう。

tama
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私も子供の頃から花火が大好きで、音がすれば外に飛び出していました。高校生の頃には県内各地の花火大会をチェック、将来は花火師になりたいと思ったこともあります。

ケツメイシが歌う主題歌「夜空を駆ける」もこのドラマにピッタリです!

星太郎は母親に捨てられた?

当初は星太郎が子供の頃に母親が勝手に出て行き、航が育てたことになっていましたが、先日の第5話で真実は少し違うことが明らかになりました。

母親に捨てられたのではなく、両親の離婚が決まった際に選択を迫られた星太郎が母親を選ぼうとすると同級生にからかわれてしまいます。

悔しくなった星太郎は決意を翻し、父の元に残ることになったようです。

星太郎とひかりの関係性に見られる変化

星太郎よりもずいぶん若いのに、彼と真っ向から渡り合うほどの正論を説くひかり。心を見透かしたかのようなひかりの言葉は、いつも図星を突かれているため気に入らない様子です。

最初はひかりを迷惑に感じていたのですが、徐々に距離感が縮まってきたように感じます。

二人で食卓を囲みながら会話するシーンは熟練夫婦のように見えます。

ひかりには航の姿は見えませんが、星太郎との会話や気配を察知し「お父さん、います?」という言葉が毎回出てくる。

癒しのコーナー 「航さんに聞いてみよう!」

番組最後には、視聴者から寄せられたハガキによる質問に航さんが答えるというコーナーが設けられています。

あらかじめ回答が決まっているのか、橋爪さんのアドリブなのかはわかりませんが、ほのぼの感がたまりません。

縁側に腰掛けて答える航さんの後ろで、何事もなかったかのように向かい合ってご飯を食べている星太郎とひかりの図もおもしろいです。

この先の結末はファンタジーにあらず

第6話では、お母さんの写真を見たがるひかりに星太郎が不本意ながら写真を見せると、「お父さんの秘密を知っちゃったかもしれません」と言い出します。

星太郎の別れた恋人が登場し、フラれた経緯を知るとともにこの機会に母親に会ってみようと思い始めるのでした。

そんな矢先に航が生前に書き残したノートで何かを見つけたところで終わりました。同時にこれまで神出鬼没だった航が突如、現れなくなります。


公式サイトより

一体どうなっていくのでしょうか?

公式サイトによれば「ちょっと切ない真実」が待っているとのこと。

タイトルに含まれる「軌跡」が「奇跡」になるような展開を期待しつつ、その結末を見守っていきます。

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