駅のトイレをリフレッシュ!阪急電鉄によるプロジェクト

トイレ
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関西でしか馴染みがないと思われますが、小豆色の車両が愛されている阪急電鉄さんが「駅トイレリフレッシュプロジェクト」なるものを行なっています。

もっとみんなにやさしいトイレに」をコンセプトに、使いやすく居心地の良さを追求したリフレッシュを目指しているとのこと。

今回はそのプロジェクトについて紹介します。

大幅なリフレッシュの取り組みとは

誰もが使いやすいトイレにするために、3つにポイントを絞って現在工事中とのこと。そのポイントとは・・・

快適であること

全てのトイレで居心地が良くやさしいトイレを目指すとのこと。

天井面はホワイトカラー、壁面には「ダークブラウンを基調とした木目調」と「ホワイトを基調とした木目調」で施し、統一感のある落ち着いた雰囲気を演出します。

出典:阪急電鉄

誰が使用するかわからず、臭いが気になる駅トイレは多いもの。

そこでトイレ内の気流や臭いを正確に計って、データをもとに効果的な対策を講じる臭気対策に力を入れています。

男性用トイレの小便器エリアでは天井に可動式ファンを設置、壁面や足元からの排気を徹底して行うなど力を入れています。空気が滞留しそうな場所においては空気の流れを作るため、壁にスリットを入れる工夫もしています。

もしもの時でも安心してトイレを利用できるように、個室や手洗器近くなどに非常押しボタンを設置。ボタンを押すと、トイレ入口で警報・パトライトが作動し、駅係員にも異常を伝える仕組みとなっています。

出典:阪急電鉄

機能性に優れていること

駅トイレではお子様連れの方が使いやすいことも重要なポイント。

ベビーキープやフィッティングボードを積極的に設置し、おむつ交換台を全ての駅に整備。驚くのはこのフィッティングボード、なんと大人の使用にも十分に耐えられるため、着替えたい時に便利です。

パンストが破れた時など床で直に着替えるのは抵抗があったりするので、これはありがたいですね。

出典:阪急電鉄

買い物した後に利用することも多い駅トイレ。個室には引き戸を積極的に採用し、買い物袋やキャリーケース、大型のリュックなど、大きな荷物を持っていても使いやすいようになっています。

個室内には手荷物が置けるような幅のあるスペースを壁面等に確保するようにしています。安定しない荷物を置くのに重宝しそうです。


出典:阪急電鉄

一部トイレの個室にはオストメイト対応設備があります。あわせて個室の入り口にはピクトグラムを設置し、どんな設備があるのか分かりやすいように表示しています。オストメイトに対応するとは先進的ですね。

環境性もバッチリ

照明器具はLEDを採用し、消費電力を抑えています。人感センサーを導入することによって、長時間利用のない場合には消灯・減光するようにしています。


出典:阪急電鉄

洗浄など衛生面では節水型の器具を採用。個室にはトイレ用擬音装置を設置することで、「音消し」のために水を使用しなくて済みます。

女性にとって「音」は非常に気になるので、あるのとないのとでは大きく変わってくるのでうれしい設備です。

無駄をなくすため既存のトイレの建物や設備をできるだけ活かした設計や工事を行い、廃材の削減に努めています。

なるほど、限りある資源を無駄なく使うって大切ですからね。


出典:阪急電鉄

2025年完成予定

快適さや使いやすさに加え、環境性にまで配慮した阪急電鉄さんのトイレプロジェクト。

新しく生まれ変わった駅トイレが御目見するのは少し先ですが、こんなに工夫の凝らされたトイレ、利用する側もキレイに使うよう努力が必要ですね。

こんな方は「たてコデ」ホームページの「お問合わせ」からどうぞ。
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