「魔解像の夜」で本気で青春してる大人たちを見た

テレビ
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現在、NHK総合で月1回放送されている「魔改造の夜」。

この番組は、日用品や電化製品、おもちゃなんかを本来の目的とはかけ離れた動きをさせるために改造した3チームがその成果を競うもの。

取り組むのは一流のエンジニアたちや理工系の学生たち。

それぞれの経験とアイデアやテクニックを余すことなく発揮し合い、ヤバい本気度が伺えます。

決してリケジョではない私には、構造を解説されても全く理解できませんが、「ちょっとやりすぎじゃない?怒られないの?」って思うほど変貌させてしまいます。

その世界で活躍するエンジニアが参加

上司も部下も関係なく仕事の傍ら設計図から作り、あーでもないこうでもないと頭を悩ませながら本気で取り組みます。

世に出る商品ではないのに。

よく会社がOKしてくれたなと感心するのですが、中には社長自らが出演している企業もあるのです。

それほどまでに一丸となって熱くなれるってすごいですよね。

誰の役にも立たない商品なのに。

もう一度言いますが、やっているのはプロのエンジニアたちですよ。

魔改造の生贄になったものたち

毎回いろんなものが生贄になって、本来の目的とはかけ離れた改造をされていますがその一部がこちら。

【パンが舞い上がるポップアップトースター】
パンを焼き上げつつ天高く飛ばして着地させます。トースターの構造が原型をとどめないほど魔改造されていました。
この時は、トースターのメーカー担当者がその様子を複雑な面持ちで見守っていたのが印象的でした。

【鳩時計とばし】
時間が来たら表に出てくる鳩時計のハトを飛ばし、バスケットリングのようなものに入れます。リングに向かって一目散に飛び出す鳩に恐怖すら覚えます。

【猫ちゃんのおもちゃが激走】
6m落下させた後、壊れることなく25mを走り切る怪物マシンに変貌させるもの。しかも落下後は猫ちゃんが激走するのです。あんなに可愛かった猫ちゃんが・・・

芽生える仲間意識

魔改造の工程をそれぞれ追いかけたVTRが流れ、本番で1チーム2回ずつ試技をし競い合います。

tama
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本番まで追いかけたVTRもまた熱い

プロのエンジニアといえども、手を出したことのない未知の改造であるため、成功率は低め。1度も成功しないことだって珍しくありません。

試技がうまくいくと「よし!」と歓喜し、うまくいかないと「あ〜っ」と崩れ落ちる挑戦者たち。

あれ?このチーム人数増えた?

よく見ると作業着の色が違う人、つまりライバルである他のチームまでその様子に一喜一憂しているのです。

そう、ほかのチームの挑戦を見ている時ですら熱くなり、応援しているのです。競い合っているとはいえ、同じ目的を達成するためにそれぞれが努力しているのは確か。

お互いをリスペクトしあっているのです。

未成年でも侮れない実力を主張!

先日の放送では、洗濯バサミのついた物干し「ピンチハンガー」の25m走が実施されました。しかも洗濯物を干した状態でロープの上を走るのです。

ピンチハンガーを走らせるなんて誰が考えんねん!って思いますよね。それが「魔改造の夜」の面白いところ。

それぞれ工夫を凝らし、モーターのようなものを取り付けたり、親機を作成してそいつを先に走らせてピンチハンガーを引っ張るような仕組みを考えたチームもありました。

いつもは有名企業のエンジニアや有名大学の工学部なんかが参加していますが、この回はなんと高校生チームがいました!

このチームも試行錯誤を重ねましたが、試技の1回目は途中で止まってしまいました。

2回目までに手直しをし、見事完走した際には周りの大人たちから大きな歓声が沸き起こり、最後はハイタッチ。なんと美しい光景だったことか。

https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2023083117669?cid=jp-6LQ2ZM4Z3Q

魔改造される選ばれしものたち

魔改造の生贄になったものたちは、自分がそんなふうにされるとは夢にも思っていないでしょう。

仮面ライダーもびっくりです。

プラモデルをオリジナル仕様にして楽しんでいた子供たちが、大人になっても改造に夢中になっている感じが微笑ましいです。

下手すると仕事より楽しいんじゃないかと思うくらい。

一銭にもならないだろうに。

彼らを見ると「青春だなあ」と思ってしまいます。

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