昔は賞レースのひとつ、今は豪華コラボが魅力の音楽祭「FNS歌謡祭」

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画像出典:フジテレビFNS歌謡祭
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街中がイルミネーションに彩られ美しさを増してきましたね。

テレビ大好き「まいてれ」管理人のtamaです。

♪夢があるから歌がある〜

この曲にピンときた人、あなたは音楽番組好きですね。

そうです、毎年冬(今は夏も)開催される大型歌番組「FNS歌謡祭」のテーマソングです。

tama
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2回に分けて放送されているよね

現在は、持ち歌やカバー曲のコラボなどの企画もので構成されていますが、一昔前はその年にヒットした曲を歌った歌手達の中からグランプリを決める賞レースのひとつでした。

今回はFNS歌謡祭とその辺りの懐かしの賞レースについても振り返ってみたいと思います。

何と言っても豪華コラボが魅力

「FNS歌謡祭」の名物企画であるアーチスト同士のコラボ企画。

そのひとつとして今年は「リスペクトカバー」と題して、過去の名曲をカバーされていました。

女優の高畑充希さんは山崎まさよしさんの「One more time one more chance」を抜群の歌唱力で歌い上げ、Kinki kidsは恩人と言っても過言ではないであろう山下達郎さんの「クリスマス・イヴ」を披露。

松下洸平さんは松田聖子さんの名曲「Sweet memories」を情感たっぷりに歌っていました。

リスペクトカバーではないですが、ダチョウ倶楽部とTHE ALFEEのコラボも何気に似ていて笑えましたね。

今年いちは三浦大知&満島ひかり「上を向いて歩こう」

たくさんのリスペクトカバーがある中、私がいちばん良かったのは、この2人のコラボです。

もう、「FNS歌謡祭さん、ありがとう」と言いたいくらい。

三浦大知さんと満島ひかりさんは昔、「Folder」というグループで一緒に活動されていました。その頃から末恐ろしい歌唱力を見せつけていた三浦大知さんのバックでダンサーとして踊っていたのが満島ひかりさんでした。

それぞれ客席の端から登場した2人はなんとお揃いのセーラー服姿!これがめっちゃ可愛かったんです。

最初は交互に、途中でハーモニーを聴かせ、息の合ったダンスやステージ上に座り込むなど自由に動き回り、最後は寝転んでまるで空を見上げているようでした。

そう、まるで仲の良い子供たちが遊んでいるかのように。

元々きょうだいのように仲の良い2人ですが、随所に仲の良さを窺わせる場面があり、この競演を心から楽しんでいるように見えました。

ほかでは見られないユニットやコラボが見られることがこの番組最大の魅力ですね。

客席でほかのアーチストに見られるプレッシャー

新高輪ホテルの劇場飛天で開催されるこの音楽祭は、ほかの番組とは違い、出場アーチストがまるで結婚式の出席者のように丸テーブルを囲んで、歌っているアーチストを見ているところ。

生放送のプレッシャーに加え、そうそうたる出演者の視線を浴びつつのパフォーマンス、緊張感は半端ないのではないでしょうか。

実は昔は音楽賞だった

いろんなアーチストの競演で楽しませてくれるこの番組、昔はグランプリを争う年末賞レースのひとつでした。

1974年”テレビを通して新しい日本の歌謡曲の方向を定め、明日のテレビ文化の創造を目指し制定する事”(Wikipediaより)を目的に「FNS歌謡大賞」として始まりました。

テレビの前で自分の好きなアイドルが受賞するかどうかドキドキしながら見ていたのを覚えています。

演歌もポップスも含めてその年のヒット曲が聴けるこういった番組が好きでした。

主な賞は以下のとおりです。

・優秀新人賞
・最優秀新人賞(優秀新人賞の中から選出)
・最優秀歌唱賞(優秀歌謡音楽賞から選出)
・最優秀ヒット賞
・優秀歌謡音楽賞
・最優秀グランプリ(優秀歌謡音楽賞から選出)

作詞賞や作曲賞もあったのよね

まだまだある、音楽賞番組

FNS歌謡祭以外にもたくさんあった音楽賞はそれぞれに特色のある賞を設けていました。

代表的なものが現在でも放送されている「日本レコード大賞」ですが、事前にノミネート者を発表する日があり、それぞれの大賞を大晦日に発表していました。

この頃は紅白歌合戦との時間差がなく、受賞者が衣装のままでNHKへ移動している光景もよく見られたものです。

ほかにもいくつか見てみましょう。

【日本テレビ音楽祭】

「鳩」をモチーフにしたトロフィーや縦が印象的でした。デビュー2年目の歌手に贈られる「金の鳩賞」やアイドル雑誌「明星」読者の票で決まる「アイドル賞」というものがありました。

tama
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今は「Myojo」昔は「明星」。対抗して「平凡」という雑誌もあった

主な賞は、歌唱賞・優秀賞、新人賞、特別賞など。

【メガロポリス歌謡祭】

テレビ東京系列で放送されていたもので、現在の「テレビ東京音楽祭」の前身ですね。

当初は演歌・ポップス・アイドル部門の3部門から構成されたコンテスト形式でした。珍しいのは、審査基準が「テレビ東京でその年の活躍が著しい歌手」ということ。

主な賞はポップス大賞、演歌大賞、最優秀新人ダイヤモンド賞。

【輝け!日本歌謡大賞】

TBSを除く民放8局からなる「放送音楽プロデューサー連盟」が共同で開催していた音楽賞。

同連盟による選考のため、「放送音楽プロデューサー連盟賞」という部門がありました。また、「放送音楽新人賞」は大賞候補にもなっていました。

そのほかの主な賞は最優秀放送音楽賞、放送音楽賞、放送音楽特別連盟賞、放送音楽新人賞、放送音楽功労賞など。

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受賞者たちの涙の歌唱や、キラキラした姿が印象的だったなあ

変わりゆく音楽番組

選定方法が公平性に欠ける、受賞を辞退する歌手の増加などの理由によって賞レースはなくなりましたが、その年を彩った人たちによる歌の祭典はやはり華やかです。

同時に「今年も終わりか〜」と言った寂しさも感じさせられます。

とはいえ、この後も大晦日の「NHK紅白歌合戦」までいくつか大型音楽番組が続きます。

なお「FNS歌謡祭第2夜」は12月14日放送、ASKAさんや中山美穂さん、今年アニメ映画で話題になったウタなどが登場するそうですよ。

長時間に渡りますが、最近は事前にタイムテーブルも発表されているので、都合に合わせて楽しんでみてくださいね。

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