前回はトイレの床について紹介しましたが、床を変えたら壁紙も変えたいですよね。
とは言っても壁にはいくつも種類があって、どれを選べばいいのかわからなくなってしまいます。
トイレをリフォームするにあたっての壁の素材を選ぶ方法について紹介します。
目次
トイレの壁材の種類
トイレの壁に使用される素材は主に4つあります。それぞれ特徴がありますので、選ぶ際に比べたいものです。
①クロス(壁紙)
出典:価格.com
一般的にはビニール材が多く材料費が安いので、リフォーム費用を抑えたい人におすすめ。
デザインのバリエーションが豊富で気に入ったものが見つかりやすいので、おしゃれに仕上げるにはもってこいですが、紙製のものは水に弱いので注意が必要です。
クロスには消臭機能や汚れ防止機能のほか、防カビ効果など付加機能のあるものもあります。
②塗装
ほかの壁材は部分的な取り換えが難しいですが、塗装の場合は汚れたら塗り替えができるため、繰り返し補修したい人に向いています。
おしゃれな質感や豊富なカラーが多数あり、重厚感のある空間に仕上げられます。
カビの発生を防ぐ漆喰や消臭効果が期待できる珪藻土などの素材があるため、トイレの悩みに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
一方リフォーム前の壁材がクロスやタイルの場合には施工できなかったり、下地処理が必要でコストがかかる点がデメリットです。
汚れを簡単に拭き取ることはできないので飛沫汚れにも注意。
③タイル
昔から最も馴染みのある壁素材がタイルではないでしょうか。
耐久性や吸水性に効果を発揮、汚れても軽く拭き取るだけでOK。お手入れのしやすさが魅力です。
見た目に重厚感がありますが、費用が高くなってしまうのでコスト重視の人には不向きかもしれません。
④パネル
出典:タカラスタンダード
タイルと同じく耐久性や吸水性に優れているパネル。
鏡面仕上げのため掃除がしやすく、サッと拭き取るだけで汚れが取れます。
ホーロー製なら、マグネット式のアイテムをくっつけたり、ラックを設置するなどしてお好みのトイレ空間を演出することもできます。
ただ色やデザインの種類が少なく、選ぶ楽しみがなくお気に入りを見つけにくい点がデメリットに感じるかもしれませんね。
トイレの壁紙をおしゃれにするための選び方
自分好みのトイレに仕上げるためには、4面全て同じデザインの壁紙で統一することが重要です。とはいえおしゃれ感をアップするにはプラス何かが欲しくなります。
一面だけアクセントクロスにしてほかの面にはシンプルな壁紙を選ぶことで、アクセントクロスが強調されおしゃれな雰囲気に。
ほかの壁をシンプルにするのであれば、アクセントクロスは派手なものにした方がインパクトが強くなりますよ。
アクセントクロスを用いる場合には、窓やドアのないフラットな面を選びましょう。
出典:TOTO
トイレの壁紙選びのポイント①厚めの生地を選ぶ
トイレをリフォームするには、既存の壁紙を全て剥がして新しいものに貼り替えます。
経年劣化による凹凸や下地の傷みが残っている場合が多く、薄い壁紙だと凹凸が残ってしまって、平らにならなくなるばかりか継ぎ目が目立ってしまうことも。
なるべく厚めの生地を選ぶと下地の損傷が目立たなくなり、キレイに仕上がります。
カタログにもよりますが、ベーシックタイプは厚めで、ハイグレードタイプは薄めのものが多いようです。
トイレの壁紙選びのポイント②ブラック系は避ける
リモコンから出る赤外線は黒色に吸収されやすく、反射しづらいのが特徴です。そのためリモコンが反応せず、トイレの水が流せないなどのトラブルが発生するケースもあります。
メーカーカタログにも「黒っぽい壁紙は不具合が発生しやすい」との注意書きが記載されているので、ブラック系の濃い色の壁紙は避けましょう。
トイレの壁紙選びのポイント③機能性の高いものを選ぶ
撥水コートや防カビ抗菌のほか、貼りやすいストレッチ性のものもあります。
表面の強度が高いものも。
ほかにもウレタンコーティングや消臭、通気性が高い、湿度調整できるなどさまざまな機能を備えた壁紙がたくさん。
トイレの壁紙選びのポイント④壁紙のサンプルで確認する
リフォームしてみたらイメージと違ったなんてことにならないように、気に入った壁紙を見つけたらサンプルで確認しておきましょう。
実物を見て、可能であればサンプルを自宅のトイレで合わせてみて、出来上がりをイメージしておくことをおすすめします。
まとめ
トイレの壁を変えるだけでもイメージがガラッと変わります。
私の好きなバラエティ番組に擬えて「トイレの壁を越えろ」とはなりませんが、トイレの壁にこだわることでおしゃれ空間を演出できるのではないでしょうか。
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