トイレでの排泄行為は生きていく上で欠かせないもの。
災害時においてもそれは当たり前のことで、「水が使えないから我慢する」という選択肢はありません。
無理してトイレを我慢すると慢性的な脱水状態が起こり、下肢静脈血栓ができやすいことも指摘されています。
でも実際、台風や地震の影響を受けて水道が止まってしまったら、トイレはどうするのでしょうか。
①自宅のトイレを利用する
引用元：ソフトバンクニュース
災害時に水道が使えなくても自宅のトイレに直に水を流せば、利用可能です。
この場合は前もってお風呂に残り湯を張っておく、雨水をタンクなどに貯めておくなどの事前準備が必要です。
猫よけに使っているペットボトルの水も使えそうね
洋式トイレの場合はバケツ1杯分の水で小便の場合なら最小回数で流すようにします。和式トイレならバケツ1杯の水を勢いよく流します。
いずれの場合も排水レバーを押しながら流しましょう。
トイレットペーパーは使っていいのかな
使ってもいいけど、流さずにゴミとして処分するそうよ
自宅で簡易トイレを利用
水道管や便器などの破損状況が分からないときは、自宅のトイレを簡易トイレとして利用することができます。
やり方は簡単。便座を上げてポリ袋をすっぽりかぶせたら便座の上からもポリ袋をかぶせます。
便器の中には細かくした新聞紙や凝固剤、猫砂など固めたり吸わせたりできるものを入れておきましょう。
②マンホールトイレを利用
道でよく見かけるマンホールの中には災害時にトイレとして使用できるものがあります。下水道管路にあるマンホールの上に簡易的な便座やパネルを使い、トイレとして利用。
段差がなく排泄物が下水道に流れていくので衛生的にも問題ありません。マンホールの蓋には「災害トイレ」などの表示がされていたりします。
設置場所は地域によって異なるため、自治体に問い合わせるか日頃からチェックするのもいいかも知れません。
けっこう簡単に設置できるらしいよ
引用元：国土交通省
③災害用簡易トイレを使用する
災害時に準備が必要なトイレ用品は1人が1日5回利用すると考えて「1週間×家族の人数分」。最近では、市販トイレも様々な種類が登場していますし、100円均一のお店でも購入できますね。
まとめ
普段当たり前のように使用しているトイレも使えなくなると大変です。わかっていてもなかなか備えられていないこともありますよね。
情報を知っていてもその時になると記憶が飛んでしまうことも・・・
いざという時に困らないためにも日頃からのローリングストックや、平常時に実際に使ってみることも大切ですね。
私も肝に銘じなければ・・・
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